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太極拳って何の役に立つの?何がいいの?

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太極拳っていったい何の役にたつの?

 

こんにちは!

東洋一美しい太極拳をやっている、田園調布の武当式|WIMA太極拳です。

 

そうですね、太極拳っていったい何の役に立つんでしょうか?

何がいいのでしょうか?

 

外からはよくわからない&見えないという方も、とても多いと思います。

きょうは太極拳が何に良いのか、のお話をしたいと思います。

 

 

落ち着く

 

 

シンプルな表現なのですが、落ち着きます

 

仕事や日々のできごとでイライラや不安が募っていたり、頭の中がやることリストでいっぱいいっぱいになってしまった時に太極拳をすると、すーっと落ち着くのです。

 

とくに今の時期(2021年5月時点)は、コロナの影響もあり今後の社会的な展望が見えず、世の中全体に疲弊や鬱屈した空気が蔓延しています。

それに少なからず影響されている方は非常に多いと思います。

そういった訳のわからないうっすらとした虚脱感というものなどにも、たいへん有効です。

 

その理由は、太極拳は常にゆったりと体を動かしつづけるので、体全体の気血の流れが調っていくからなんです。

 

西洋医学的な観点からも、精神的な落ち込みや、身体的なだるさは、とにかく体を動かして脳からセロトニンを分泌することで少しずつ改善されていくことは、よく知られていますね。

 

 

動く瞑想

 

 

太極拳のことを、動く瞑想と表現することもあります。

 

その理由としては、一定の時間、静かに自分の動きと呼吸に集中をしつづけながら動くために余計なことを考えられなくなるんですね。

 

余計なことが考えられない=無になる

 

そう、これは瞑想の基本でもあるのです。

 

日本人にとって、瞑想で連想されるのは座禅であることが多いと思うのですが、本当のことをぶっちゃけると、座禅は一番難しい種類の瞑想でもあります。

 

それにあえてチャレンジするのは、始めから高すぎる目標にチャレンジして挫折しにいくようなものでもあり、そもそも冷静に考えても、座禅は出家した僧侶が修行のために行うものであって、彼らは一日24時間心身を修行に投じている身分です。

 

それなのに、一般人がいきなり座禅から瞑想を始めるなんて、ピアノを習いはじめていきなりリストの『ハンガリー狂詩曲』を弾こうとするのと同じくらい、無理難題です。

 

実際に僧侶として活動されている方々はこういうことを大々的に言ってしまうと、仏門の者としてはいかがなものかということになるので、みなさんおっしゃらないのですが、わたしは出家者ではないものの寺族ではあるので、ある程度の内輪目線も混じえつつ本音を言いますと、座禅は素人にはめちゃくちゃ難易度が高いと思います。

 

一方、太極拳(や気功)、別名動く瞑想をはじめて、ひたすら自分の動きと呼吸に意識を向けざるをえない時間を過ごして、おわったら妙にすっきりしていたので、知らないうちに瞑想もしていたことに気づいて、「こんなに簡単だったの!」と、目から鱗が百枚くらい落ちました。

 

たとえはじめは動きがぎこちなくてあまり上手にできなくても、先生の動きの見よう見まねでも、動きと呼吸に意識を集中しているだけで、知らないうちに瞑想になってしまうのです。

 

“簡単だよ”というと、“いや裏があるに違いない”とか、“そんな訳がない”と反発する方もいらっしゃるかもしれませんが、

 

 

簡単=良くない

難しい=良い

 

 

もしかしたら、このような価値観が誤って理解されてしまい、“座禅は難しいから、上級で本物の瞑想なのだ”のごとく、訳のわからない美徳に押し上げられている傾向もあるように感じていますが、実際は、簡単だから良くないなんてことは一切ありません。

 

日本人は総体的に真面目な体質なので、妙に難しい道を選びたくなる方も多い気がしています ^^;

 

 

集中力を養う

 

 

太極拳を上手に美しく行う秘訣は、意識の集中にあります。

 

たえまなく動き続けているために、つぎからつぎへと意識するべき筋肉の部位、体の部位などが変化していきます。

 

それが素晴らしい集中力を培う訓練になるんです。

 

しかも、太極拳は様々な流派と長さのものがあるので(11式、13式、18式、24式、32式、64式・・・)、短くても3分、とても長いものだと30分かかるものもあります。

 

つまり、はじめ(起勢)からおわり(終勢)まで、まったく同じ質の高い集中力を発揮しつづけることがとても大切で、これはまさに、修行ですよね(笑)

 

でも考えてもみてください。

 

日常でたったの3分、ましてや30分も静かに自分の動きと呼吸に集中をしつづけることって、ないですよね?

だからこそ、非常に質の高い集中力が自然に身についてくるのです。

 

しかも、その3〜30分間はゆっくりと動きつづけるので、体のどこも辛くならない。

むしろ、体と心がどんどんと連動していくのがわかって、とても心地よくなってきます。

 

 

記憶力を養う

 

 

太極拳には決まった動きがありますので、それをゆっくりと行っていきます。

 

そして、さきほども書いたように、動いている間は同じ質の集中力を保ちながら、体の動きや呼吸を観察します。それが3〜30分つづくのですから、当然、記憶力も必要となってきます。

 

右足が出た後に、あれ?どっちの手をどうしたっけ?ということにならないように、記憶力をつねに総動員しながら動きつづけます。

 

はじめは動きを思い出すのに精一杯だったひとも、上級者になると動きの細かいところや呼吸のタイミングなど、かなりの細部まで意識を向けながら動きますので、際限のない記憶力のトレーニングにもなるのです。

 

プロの演奏家が、楽曲を弾きこんで、ひたすら練っていくのと同じ工程ですね。

 

 

究極のスロトレ

 

 

太極拳は、ゆっくり✕ゆったりした動きと呼吸をさせて動くことで、たいへん効果的なスロートレーニングになります。

 

どこも力まず、しかし、体のコアに近いインナーマッスルを総動員しながらしなやかに動くため、ゆっくりしかも短時間しか動いていないのに、相当な運動量になります。

 

スロートレーニングについては、こちらのコラムでも書きましたが、簡単に言うと「筋肉の発揮張力を維持しながらゆっくりと動作するレジスタンス運動のひとつの方法」なんですね。

 

スロートレーニングってなに?

 

もう少し簡単な言葉で説明している小学館デジタル大辞泉を引用すると:

 

ゆっくりとした動作で筋肉の動きに意識を集中して行う筋力トレーニング。関節や筋肉を痛めることなく、心臓に負担がかからず、筋力増強に効果があるという。スロトレ。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

さっと列挙してみただけでも、これだけのたくさんの、具体的に良いことが出てきますね。

さらに本格的に調べていくと、多言語でたくさんの効能や効果について詳しく出てきますので、興味がある方はぜひ文献や論文なども探して見てくださいね。

 

こういった論文が豊富にでてきますよ:

太極拳の健康効果 ー免疫機能、メンタルヘルスー 辻岡三南子』(慶應義塾大学保健管理センター

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

 

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この記事を書いた人

木村彩

\こんにちは/ WIMA太極拳の事務局担当です。 「天女のような太極拳」をする先生や、「透明感溢れるオーラを持つ」先生などに囲まれて、色んな年代の生徒さんたちと、ゆるく楽しくお稽古しています。 教室の和気あいあいとした雰囲気を紹介したり、コラムでは《東洋一美しい》と言われる武当式太極拳のお話や、東洋思想や中医学、タオ(道)のお話なども織り交ぜて発信しています。 いつでもお気軽に遊びにきてください。

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