こんにちは。

東洋一美しい太極拳をやっている、田園調布の武当式｜WIMA太極拳です。

新しくいらっしゃる方から「太極拳をやると、体幹が鍛えられると聞いたんですが、本当ですか？」という質問をよく頂くことがあります。

答えは、はい、本当です！

太極拳の美しい立ち居振る舞いや足さばきの優雅さは、すべて体幹がしっかりしているからできることばかりなのです。

はじめは、うまく姿勢が取れなかったり、片足で体を支えきれずにすぐによろける方でも、練習をしているうちに、すうーっと美しく動きがキマっていきます。

それは知らず知らずに体幹＝インナーマッスルが鍛えられているからに他なりません。

では、太極拳をやっていると体幹が鍛えられていくのはわかったのですが、そもそもわたし達の日常生活には、いったいどんなメリットがあるのでしょうか？

今日は「太極拳で体幹を鍛える、5つのメリット」という事で、その辺りを見ていきたいと思います。

姿勢が美しくなる

これは誰が見ても、すぐにわかる部分だと思います。

「あ、あの人姿勢がいい！」と言う人を街で見かけたら、それはその方の体幹がしっかりしている証拠です。

体幹がしっかりしていると、体を支える筋肉が上手に機能していることになりますので、体に歪みが生じづらく、関節も安定して、日常的な動作に変なクセが出づらくなります。そうすると、腰痛や肩こりといった慢性的なトラブルからも解放されやすくなりますね。

「座りっぱなし」「立ちっぱなし」「歩き回ってばかり」など、様々なライフスタイルの方すべてに共通して言えることです。

例えば、「デスクに座りっぱなしでいると、だんだん姿勢が崩れやすくなる」とお悩みの方は、体幹を鍛えるとその悩みから解放されるかもしれませんよ。

スポーツのパフォーマンスが上がる

これは上に書いた「体幹がしっかりしていると、体を支える筋肉が上手に機能していることになりますので、体に歪みが生じづらく、関節も安定して、日常的な動作に変なクセが出づらくなります。」という記述に関連してくるお話です。

変なクセが出ると「なんだか動きづらいなあ」という感覚が出ると思います。

日常の動作ではそれほど気にならなくても、スポーツやダンスなどで特定の動きに瞬発力やパワーが欲しい時、素直な力の流れが欲しい時など、ここぞというパフォーマンスを上げたい時にクセがあると「ちょっとこのクセが邪魔だな〜」と目につきやすくなるのではないでしょうか？

そういった動作の微妙なひっかかりは、想像以上にパフォーマンスに大きく影響を及ぼします。逆を言うと、体幹を鍛えることで、細かい体のパーツの動きがスムーズになるので、全体の連携がより取りやすくなり、結果としてパフォーマンスが上がることに繋がります。

疲れにくくなる

筋肉があると色んな動きが楽になりますよね。だから、日常の一挙手一投足がらくちんになるので、結果として疲れにくくなる、というわけです。

慢性の腰痛や肩こりを抱えたまま日常を送ると、痛みに耐え耐え、我慢しながらの動作や仕事、ということになりますから、余計なエネルギーを使いまくっていることなります。

なんだかめちゃくちゃ燃費の悪い車みたいなものです。

太りにくくなる

筋肉がつくと基礎代謝がアップします。

さらに、体幹部分の筋肉は腸腰筋や腹横筋、脊柱起立筋といった大き目なものが多いため、かなりのエネルギー消費に繋がり、結果として食べた分をちゃんと消費してくれる体になり、太りにくくなるのです。

快調快便

体幹を鍛えると、内蔵が本来あるべき位置にきちんと収まり、余計な圧迫や歪みが生じづらくなるので、正常な働きをしてくれるようになります。

その結果として、消化吸収と排泄の一連の動きがきちんとなされていくわけですね。快便は、美肌とアンチエイジングの基本中の基本ですからね。

それを考えると、本来は“お年寄りが太極拳をやっている”のではなく、“長生きしている人の秘訣を調べてみたら太極拳家が多かった”という方が、正しい理屈のような気がします。

あれですね。

踊りの先生にご長寿が多いのと同じ理屈です。（いつでも姿勢がびしっと決まって、ご高齢でも美しい方が多いのが、踊りの先生の特徴ですよね。）

まとめ

さあ、いかがでしたでしょうか？

体幹を鍛えるだけで、これだけ良いことがたくさんあるのですが、本当はもっともっと100個くらいあります。それほどに、体幹を鍛えることは、心身の健康にとても重要な役割を果たしているのですね。

良かったら参考にしてみてくださいね。