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東洋一美しい太極拳をやっている、東京・田園調布の太極拳教室｜WIMAです。

武当山は、道教の修行をする場所として世界的に有名です。

また、太極拳がここで生まれ育まれたという伝説や逸話も数多く残されており、中国武術をやる者にとってはいつかは訪れたい、憧れの山でもあるのです。

ここは「真武帝がここにいる山」という意味で、「武当山」と名付けられました。

真武帝は道教の最高神とされています。

この武当山が世界遺産に指定されたのは1994年のことです。

その認定の理由の一つに、古い道観（道教の寺）が多く、良い状態で残っているという点があります。

中国では日本と異なり、古い寺社仏閣がほとんど残っていません。

もちろん、戦乱によって失われたものもありますが、さらに多くが文化大革命（1966～1976）の時期に取り壊されてしまったという悲しい過去があります。

しかし、武当山の道観だけは奇跡的に手つかずのまま残されました。

革命時期には伝統文化や宗教活動が禁止され、山は閉鎖され、道士たちは全国に散り散りになって隠れ住むか、近隣のアジア諸国に逃れました。

時が経ち、文化活動や宗教活動が解禁されると、武当山も復興が始まり、中央政府の助成金による修復工事が進められました。

その結果、武当山は世界遺産に登録され、さらなる修復と整備が行われ、入山料も見直されました。

これにより、中国国内だけでなく世界中から観光客が訪れる、世界的に有名な聖山となったのです。

武当山や道教、そこで暮らす道士たちや功夫（カンフー）に関する優れたドキュメンタリー映像が数多く制作され、世界中から様々な人がインスピレーションを求めて山を訪れる循環が生まれました。

それが、今日の武当山の復興の物語です。

風光明媚で、素晴らしい気が流れる武当山に、ぜひ、みなさんもいつか訪れてみてくださいね。