こんにちは。

東洋一美しい太極拳をやっている、田園調布の武当式｜WIMA太極拳です。

みなさんは、太極拳が劇的に上手になる練習法があるのをご存知ですか？

その名も「太極歩」英語で「Taichi Walk（タイチーウォーク）」と呼んでいる歩法です。

流派によって名称が違うのかな？と思うのですが、わたし達がやっている武当式（道教の山、武当山で育まれた流派）では、みんなタイチーウォーク、中国語で太極歩（ タイチーブゥ）と呼んでいます。

やり方は非常にシンプルです。

太極拳の歩き方を、ひたすら、延々と続ければ良いのです。

が、その“ひたすら、延々と続ける”の長さが大陸スケールなのが、ポイントですwwww

そうですね。

最低一時間、日によっては二時間 、あるいは午前の稽古すべて、 (^_^;) という尺度です。

なにせ中国は土地が広いですから、すべてにおいてスケールがデカイ。

実は「タイチーウォークを制するものは、太極拳を制する」と言われるほど、この歩法の練習は基本であり、奥義でもあるのです。

ずっと同じ質の集中力で、同じスピードで、同じ力の配分で、同じ呼吸で、ひたすら歩きつづけるのは、非常に質の高い瞑想とまったく同じです。

さらに言うと、瞑想の場合だとじっとしていますが、タイチーウォークの場合は、ゆっくりな動作が加わりますので、意識は手足と呼吸に集中せざるを得ません。

その結果、意図せずとも「無」になれるという、素晴らしいおまけまでついてきます。

禅の修業では座禅がもっとも有名な修行法のひとつですが、実は歩行禅というのもありまして、こちらは一歩一歩を呼吸と合わせて丁寧に行うものになります。

まさに、道教由来の太極拳で行うタイチーウォークと、同じ本質を突いている修業法のひとつですね。

歩行禅については、ちょうど北鎌倉の円覚寺のブログにも登場しているので、参考として貼っておきますね。

歩行禅

最後に、武当式太極拳のタイチーウォークの動画を貼っておきます。

一歩一歩を丁寧に、体幹を崩さずに体重移動を行う様は、凛としていてかっこいいですよね。

見ていると、うっとりとして眠くなるので、良かったらぜひ一緒に動いてみてください。

ココだけの話、タイチーウォークやると体幹が鍛えられてウェストくびれます。